Platform グローバルサプライチェーンの全データを、
一つのネットワークとして駆動する

ZENPORTは、サプライチェーン・オントロジー、AI駆動のデータ構造化、ネットワーク型の拡張設計により、グローバルサプライチェーンのデータ基盤を構築します。

統合アーキテクチャ ── すべてのデータを、一つのネットワークへ

ZENPORTは、標準的なインターフェースを通じ、俊敏に、ERP、エクセル、メール、PDFなど、あらゆるフォーマットのデータを一つのネットワークとして統合します。ZENPORTのアーキテクチャは、3つの層で構成されています。

ZenConnect — 統合アーキテクチャ。サプライチェーン・オントロジーに基づき、すべてのデータに統一的な意味を与え、ネットワークとして接続する基盤層です。

ZenSync — データ統合基盤。ERP、エクセル、メール、PDFなど、多様なフォーマットのデータを自動的に取り込み、構造化し、基幹システムと接続するデータ処理層です。

ZenGrid — UI基盤。ネットワーク全体の可視化、データの入力・確認・判断を行うユーザーインターフェース層です。

サプライチェーン・オントロジーの実装

ZenConnectは、Philosophyで述べた共通言語の思想を、データ統合の仕組みとして実装しています。

サプライチェーン上の概念——受発注、出荷、輸送、通関、在庫——に統一的な定義を与え、異なる企業・システムのデータを意味をもとにマッピングします。ある企業のERPにおける「出荷完了」が、別の企業のシステムにおけるどのステータスに対応するのか。フォワーダがメールで送ってくるPDFの「Loading Date」が、自社の受発注データのどのフィールドに紐づくのか。この対応関係をオントロジーが定義することで、個別の接続開発なしにデータが統合されます。

対応するデータソースは、ERP(SAP、Oracle等)、エクセル、メール、PDF、EDI、キャリアシステムなど。フォーマットの違いは、ZenSyncのデータ処理層が吸収します。

AI駆動 ── 届いたドキュメントが、基幹データに

ZenSyncが受け取ったドキュメントを、ZenConnectで基幹データへ翻訳し、ZenGridで可視化する。AIは、これらの機能群を貫いています。

グローバルサプライチェーンの現実では、取引先がAPIで接続してくることは稀です。フォワーダからのブッキング確認はメール添付のPDFで届きます。インボイスはエクセル、パッキングリストは別フォーマットのPDF、船荷証券はまた別の形式。これらは人間が読めば意味がわかりますが、そのままではシステムに載りません。

またこの実現には、取引先のデータが、お客様ご自身の基幹データのどの項目に当たるのか、意味を解釈して読み換えなければなりません。

ZENPORTは、アンビエント&オントロジー(Ambient & Ontology)という設計思想で、PDFや基幹データなどの外部データを自動的にオントロジーへ読み替え、基幹システムと互換性あるデータを自動的に生成し、データのネットワークを構築します。

ZenMapping は、お客様ご自身の基幹データを解釈し、ZenConnectに読み換えます。

ZenRead(AI-BPO) は、PDF、エクセル、スケジュール通知などの非構造データを、自動的に読み換えます。「数量:100」を読み取った瞬間に、自社の基幹データ上での、どの受発注の、どの商品の分納便の数量なのかをオントロジー上で確定させる。読み取りと意味への連携が一つの動作として設計されています。

SmartGrid は、構造化されたデータの入力・確認をAIが支援するUI機能です。データの自動補完、整合性チェックを行い、人による最終判断を効率化します。

ロードマップ

プロダクトの根幹にAIを据え、ZENPORTはAIの進化とともに段階的に発展していきます。現在のデータ構造化・統合・可視化に加え、最適化、自律的な判断支援へと、プラットフォーム自体の能力が拡張されます。

True Inventory ── 在庫の真の姿を可視化する

ZENPORTは、洋上在庫、積送在庫、出荷残など、グローバルサプライチェーンにおける広義の在庫を構造的に可視化します。

グローバルサプライチェーンでは、在庫の40〜60%が移動中といわれており、地政学リスクの顕在化によりこれはさらに増加する傾向にあります。工場の出荷待ち、港のコンテナヤード、洋上の船腹、通関待ち、内陸輸送、そして発注済みの商品。倉庫にある「在庫」は氷山の水面であり、多くの在庫がプロセスに眠っています。

自社のすべての部品・原材料・製品で、発注済み300、輸送中200、出荷指示待ち50、残50、という構造が可視化され、自動的に更新されます。

このような非構造データの自動的な読み換え(Ambient)と意味の構造化(Ontology)が積み重なることで、在庫の真の姿が見えてきます。フォワーダやキャリアから届いた非構造データが、オントロジーによって読み取れるからこそ、在庫を構造的に分解できます。

この構造が見えることで、在庫の「量」ではなく「質」に基づいた意思決定を可能にします。

安全在庫の構造的な圧縮

「いつ届くかが見えている」在庫を増やすことで、ネットワーク全体の在庫が可視化され、各拠点での安全在庫の削減が可能になります。そしてこれらは、CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)の改善など、DIO改善に直結します。

ネットワーク拡張性 ── 相手を変えずに、広げる

ZENPORTは、一社完結型のシステムではありません。サプライチェーン上のあらゆるステークホルダー、製造者、販売者、輸出入者、フォワーダ、キャリア、通関業者、倉庫事業者、が同一の基盤に接続するネットワーク型のアーキテクチャを採用しています。

またZENPORTにおける接続は、相手がZENPORTに参加しなくとも実現できます。相手方が今まで通りの方法でドキュメントを送ってくるだけで、ZenReadがデータを読み取り、ZenConnectが意味を紐づけ、ネットワークに統合します。

新たな取引先の追加、物流経路の変更、海外拠点の新設。従来であれば、それぞれにシステム改修と接続開発が必要でした。ZENPORTでは、オントロジーによるデータ定義の標準化と、AIによるドキュメントの自動構造化により、これらの変更に短期間で対応します。
ステークホルダーがネットワークに加わるほど、データの解像度は上がり、可視化の精度が高まり、判断の質が向上します。ネットワーク効果がデータ基盤の価値を加速度的に高めます。

ZENPORTのAmbient & Ontologyは、これまで可視化できていない入力データの範囲を社外に拡張し、計画や最適化への投資を活かすための基盤でもあります。

特許・認証

  • 特許第6739744号:物流管理装置、物流管理方法及び物流管理プログラム
  • ISO 27001認証取得
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