グローバルサプライチェーン実務向け入力支援機能「SmartGrid」をリリース ~生成AI実装における「管理基盤」に~

株式会社Zenport(本社:東京都渋谷区、代表取締役:太田文行)は、グローバルサプライチェーンの全データを一括管理するデータハブ「ZENPORT」の新機能として、データ一括入力支援機能「SmartGrid」をリリースいたします。

本機能は、業界を代表する複数の大手流通業・製造業のお客様との個別プロジェクトにて開発を進めており、2025年3月の一次版の公開を予定しております。

■ ZENPORTとは: 認知多様性から豊かさと革新が生まれる世界へ

ZENPORTは、全世界のデータ・人・経済がシームレスに繋がり、認知多様性の活用を通じ、豊かさと革新が持続する世界の実現をめざしています。

このような理念のもと、独自の統合アーキテクチャ「ZenConnect」を核に、全プロセス・全組織のデータを有機的に連携し、さらに標準データ連携基盤「ZenSync」とパーソナライズされた業務体験を実現するUI(画面機能)「ZenGrid」により、全関係者が組織横断的なデータをもとに最適な意思決定できるエコシステムを構築しています。

■ PSI(生販在)管理におけるエクセル元帳の課題が増大

グローバルサプライチェーンの複雑化が進む中、組織や国境を越えたデータ統合の重要性が急増しています。しかし、グローバルサプライチェーン業務ではエクセル元帳が多数運用され、業務上の負担、経営上のボトルネックとなっています。

特にPSI(生産・販売・在庫、または生販在)管理において、エクセル元帳への手作業によるデータ転記が重要な役割を果たしています。これらのエクセル元帳では、注文・生産・出荷・輸送などプロセスをまたがるデータを各関係者から集約し、商品ごとの納期管理や輸送管理を行うなど、このエクセル元帳はPSI管理のクリティカルな一部を構成しています。

PSI管理の中核を担うこの転記作業は、時間的制約の中で高度な正確性が求められるにもかかわらず、依然としてグローバルサプライチェーン管理におけるもっとも労働集約的な作業の一つのままです。そして現在、この状況に対する課題意識は、コロナ禍以降のグローバルサプライチェーン環境の急激な変化を受け、業界を超えて多くのリーディングカンパニーで高まっています。

今般、ご支援する案件が大規模化する中で、お客様のさらなる事業成長に貢献し、生成AIの活用も通じた大量のデータ連携を自動化する基盤整備の一環として、本機能の開発を行っています。

■ データ活用でエクセルを超える効率性を実現

「SmartGrid」はZENPORTのUIである「ZenGrid」上で動作するデータ一括入力画面です。

ZENPORTに連携されたデータなどを活用し、INVOICEなど船積書類のデータの「ZenGrid」への転記を支援し、多数の船積み情報の登録でのエクセルを超える効率性を実現します。

■ 生成AI実装における「管理基盤」

ZENPORTは「Human in the loop」(AIの判断に人間が最終確認を行う仕組み)の考え方に基づき、生成AIソリューションを実装してまいります。

SmartGridは、PDFなどの「非構造化データの正規化」を自動化する過程で、外部データと基幹システムをつなぎ、人間が「ゲートキーパー」として確認・判断を行うための管理基盤として機能します。

今回は手入力データが対象ですが、次フェーズではAI-OCRで読み取るデータも表示し、お客様のデータ確認・最終化のUI(画面機能)として、社内外の多様なデータソース・ワークフローと接続するハブとして発展してゆきます。

本リリース  : SmartGridによるINVOICE転記の半自動化
次フェーズ  : AI-OCRのSmartGrid連携(2025年5~7月ごろ予定)
次フェーズ以降: 前後プロセスの自動化(詳細は追ってご案内)

■ 標準機能の個別対応でご提供

SmartGridは、ZENPORTの標準機能の一部ですが、お客様個別のユースケースに対応する標準機能の開発・強化により、多様なユースケースへの対応を実現します。
 ※ 開発費用は個別見積となります

■会社概要

社名:株式会社ZENPORT
所在地:東京都渋谷区
代表者:代表取締役 太田文行
ビジョン:「互いの違いが、活きる世界へ。」
ミッション:「組織やプロセスを超えて、データをつなぐ。ビジネスが加速する。」

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